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表玄からのお知らせ

構想から34年もかかった美術館いよいよ!?

今月、大阪市が、大阪市北区中之島の私有地に、2021年開館を目指した
『新美術館』の概要を発表した。

 

この美術館は、バブル景気にまっしぐらだった昭和58年に構想が持ち上がり
その後、財政難で二転三転四転し、時の橋下前市長の下では大幅に見直された
経緯がある。

 設計提案によると、建物は地上5階建て。ガラス張りの下層階に黒い直方体が
乗ったデザインで、宙に浮いて見えるのが特徴。2階のデッキで周辺と行き来
できる構造で設計されて、デザイン性と機能性の高さなどが評価された様。

 新美術館構想は1983年、大阪出身の洋画家・佐伯祐三の作品31点が
市に寄贈されたのを機に機運が高まり、近現代に特化することをその方針とした。

その後、建設は財政悪化で凍結状態に。2010年に平松邦夫市長(当時)は
整備費を半分以下に縮小で検討したり、その後橋下市長は市立美術館との統合案
なども検討した。結局は新設する形で13年に計画が固まった。

この間に集まった作品は実に約4900点。
佐伯作品のほか、前衛美術家集団・具体美術協会のメンバーの作品や西洋絵画等
があり、開館するのか、しないのか、この収集品をどうするのか、長い間議論が
交わされていた。

私が学生の頃には既に計画が凍結となり、準備室というだけで長らく放置されて
いました。バブル前後の時期に購入された作品などもあり、
「16億円で購入したモディリアーニの作品」はバブル当時、話題になりました。
すべての収集作品の金額は公開はされていませんが、想像を絶するくらい高く
ついていると思われ、倉庫に眠ったままにしてあった作品は、準備室が解消され
美術館となって公開できるのか?いつ実現できるのだろうかと疑っていました。
今回、ひとまず開館に向けて動き出したことは非常に歓迎すべきだと思います。

これで大阪にも、アジアを代表するような美術館ができて東京、京都にはない
新しいかたちの美術館、現代美術の拠点となるような館に期待したいものです。

<外観イメージ>